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婚活とは?

「婚活」は「結婚活動」の略です。

 

私は、家族研究を専門としています。

 

中でも、現代日本社会で、結婚がどのように変化してきているのかということを一つの研究テーマにしています。

 

結婚や麗奈威を中心に精力的に取材しているジャーナリストと雑誌取材を受けていた時、「結婚活動」についてどう思うかと聞かれました。

 

結婚活動とは、就職活動のアナロジーとして作られた言葉です。

 

今では、よりよい就職をするためン位、情報を集め、セミナーに通い、試験勉強をし、エントリーシートを書き、履歴書の写真を取り、面接用にスーツを整えるなど、様々な活動をします。

 

就職のための予備校に行く学生も多くなってきました。

 

学生たちは、これらの就職活動を『就活』と称しています。

 

同じように、よりよい結婚を目指して、合コンや見合い、自分磨きなど、積極手駅に行動する人が出てきています。

 

それらの活動を結婚活動と呼ぶことにしました。

 

就職活動は略して『就活』だから「結活」でしょうか。

 

いや、結活では発音がしにくいから「婚活」にしたらと提案したのが、この言葉の由来です。

 

二人で意見交換する中で、昔と違って結婚活動、略して「婚活」をしなければ、結婚がしにくくなっている時代に入った、という共通認識があることが分かりました。

 

そして、就活をサポートするものは、ハローワークや就職相談など公的なものからセミナーや就職活動用ガイドブックまで、色々あるのに、婚活をサポートするものはほとんどない事に気づきました。

 

そこで、まず、現在の結婚の状況から、結婚活動が必要になった理由や結婚活動の実態を描くものが必要なのではないか、ということで、二人の研究、調査結果を出し合って、一冊にまとめようということになりました。

 

本稿は、現代日本の結婚状況を理解するだけでなく、これから結婚を目指す人、そして、少子化対策に携わる人にも役に立つ本だと思っています。

結婚と就職は似ている

「仕事を持つこと」と「結婚すること」は人生の二大イベントです。

 

精神分析学の創始者でもあるフロイトは、人が上手にできるようにならなくてはならないことは「働くこと」と「愛すること」であると述べています。

 

人間が成長して、社会から認められて一人前と見做されるためには、仕事を持ち、結婚することが必要です。

 

仕事の内容や結婚形態は変わっても「仕事を持って結婚して一人前」ということ自体は有史以来、変わっていません。

 

けれども、その二つのイベントをクリアするためには、式的に「活動」が必要になったのは、長い歴史の中でもごく最近のことです。

 

日本では、就職については、ここ十年くらい、そして結婚については、まさに今、始まったばかりなのです。

 

前近代社会、大体日本では江戸時代までは、そもそも職業選択に銃はなく、生まれた家の職業を継ぐしかありませんでした。

 

結婚も、原則、親が取り決めていました。女性は、自分の父親と同じかに立職業のところに嫁いで、そこで、自分の母親と同じように夫と一緒に働いたのです。

 

「活動」しようにも、元々選択肢がなかった。だから、何も考えることなく、仕事と結婚という二大イベントをクリアしていきました。

 

それが、近代社会になると、職業選択の自由や結婚相手の選択の自由というのが出てきます。

 

成長する中で、自分で職業を決め、結婚相手を選ぶ必要が出てきたのです。

 

しかし、日本社会では、つい最近まで、様々な規制があったおかげで、選択に際して、意識的に活動するという努力をしなくて済みました。

 

戦後から1990年ことのバブル経済期までは、学校に入れば就職は自動的についてきました。

 

高校なら就職指導の先生が振り分けてくれました。

 

大学を出れば、研究室の先生の紹介や先輩などのリクルーティングがありました。

 

また、就職協定があって、一定の時期に人並みの事をすれば、自然と就職先が決まっていきました。

 

なにより、新卒の求人が求職を大幅に上回っていたおかげで、自分の出た学校に見合った就職先にたどり着くことができました。

 

女性は職種が制限されていたので、多くは一般職などに就職しました。

 

つまり、就職に一定の枠があったおかげで、大多数の人は、大きな努力なしに就職ができたのです。

 

結婚も同様です。

 

「出会いが少ない』『付き合ったら結婚するのが当然』『婚前交渉はいけない」など、こちらにも、様々な規制があったおかげで、見合いとか職場結婚とかで、適齢期にあると次々と決まっていきました。

規制緩和によって就職活動が必要となった

変化が現れたのは、バブル崩壊後の1990年代に入ってからです。

 

自由化、つまりは規制緩和があらゆる分野で進んだのがこの時期です。

 

就職協定は1980年代には解除されていましたし、男女雇用均等法によって女性も就職戦線に加わってきました。

 

求人が減って就職氷河期となり、研究室推薦や高校の振り分けで決まる人もすっくなくなってきました。

 

もう待っていても良い就職先は来ません。

 

それどころか、正社員として就職できずにフリーターになってしまう人も増えてきました。

 

今や半数以上が非正規社員です。

 

何となく就職が決まる時代は終わり、自分で会社の情報を集め、選択し、1人10社を受けるのは当たり前。

 

就職活動、略して「就活」は大学3年後半から1年続く長期戦となり、同時に「リクルート社」など就職活動を支援するキャリア企業も成長します。

 

今では、大学自体が、学生の就活支援に乗り出すようになっています。かくして、良い就職をするために、個人で意識的に「就職活動」するのんが当たり前の時代になりました。

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